3つの特殊素材
1回塗りの塗膜に要求する性能を満たすためには、塗料そのものに特殊な性質を持たせる事が必要です。アミコートは特殊な3つの素材を組み合わせ、3つの素材の相互作用が強靭な塗膜を形成しています。
塗膜に耐屈曲性を持たせる特殊繊維。アミコート1㎡あたり約10万本が含まれており、強靭な塗膜を形成します。
天然のセラミックであるシラスバルーン。塗膜に厚塗り性を持たせるとともに耐久性を強化します。
ラジカル制御チタン、HALS(光安定剤)、防藻・防カビ、帯電防止モノマー配合等、長期にわたり建物を保護するための様々な機能を有します。
アミコートの特長
アミコートが使える下地素材
アミコートは、プライマーと仕上げ兼用の1回塗り塗料です。下地の種類・状態によっては、さび止めや吸い込み防止などの下塗りを必要とする場合もあります。塗装前に下地の確認が必要です。
- カラー鋼板
- 亜鉛メッキ鋼板
- ガルバリウム
- ステンレス
- カラーベスト
- コロニアル
- コンクリート
- モルタル
- 窯業系サイディング
- 金属系サイディング
- 塩ビシート
- 各種旧塗膜
※下地の種類・状態によっては別途下塗りが必要な場合があります。
※下地が脆弱な場合の処置、クラック補修等は別途必要です。
※上記に項目にない下地については、別途お問い合わせください。
アミコートの特長
アミコートは建物を守る長期保護塗料です。完成塗膜に必要な機能と“一回塗り=一工程“で実現。アミコートの塗膜厚は一回塗りでも一般塗装の約2倍の厚さを確保します。
アミコートは、完成塗膜に必要な“下地との密着性“と“耐久性・隠蔽性を確保するための塗膜確保”をひとつの塗料に集約しました。また、工程を減らしても一般塗料の約2倍の膜厚を確保しています。
ダストバリア2
よくある質問
アミコートQ&A
- Q1回塗りで塗膜を作るメリットは何ですか?
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A【塗装工事中のメリット】
通常塗装には3回塗りの設計の材料が多いため、何日も窓をふさいでしまい換気が取りにくい場合があります。アミコートは1回塗りで仕上がっていくため、窓周りを先行して塗装を完了させ、換気をいち早く回復させる工程を組むことも考えられます(現場の状況により異なる為、可否については塗装工事業者様とご相談ください)【ゆとりのある工期と塗膜の形成】
塗装には「層間剥離」と言う言葉があります。これはその名前の通り塗り重ねた塗料の「間」で剥離が起きる現象を表すのですが、その原因は材料によるものだけでなく、塗装時の環境による場合もあります。例)天候の影響により塗装工事が中断し、塗り重ねの間の期間が長くかかりすぎた。工期がなく夜露等で表面が乾ききっていない時に塗り重ねた等。
アミコートは1回で塗膜に必要な膜厚を確保するため塗り重ねがないので、層間剝離のリスクを抑えることができます。また塗装工数が少ないことで工期にゆとりを作りやすく、工期短縮にも寄与します。
※下地の種類、状態により別途下塗り塗装が必要な場合があります。
- Qアミコートの遮熱タイプはアミコートの通常品と何が違うのですか?
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A塗膜としての基本性能は同じですが、アミコート遮熱タイプは太陽の光を熱に変えにくい「遮熱顔料」で調色をする点に特徴があります。アミコート遮熱タイプは太陽光の近赤外線を反射するため、夏の暑さ対策に寄与し、冷房費削減やピークカット、熱中症対策に効果が期待できます。
- Qアミコートに使用される特殊繊維の特長は何ですか?
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A日本では伝統的に塗り壁を強くするために”すさ”を混ぜるなど、古くから塗り物に繊維が用いられてきました。アミコートに使用される特殊繊維は最新の技術を活用することで、1mm以下の薄い塗膜でも意匠性を阻害せず、塗膜に強度を持たせる点に特長があります。
- Qアミコートに使用されるシラスバルーンの特長は何ですか?
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A天然のセラミックであるシラスバルーンは、劣化しにくく塗膜の耐久性を高めます。また塗膜に厚みを持たせることも可能とし長期に渡り建物を保護します。
- Qラジカル制御とはなんですか?
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A塗料に含まれる酸化チタンが紫外線を受けると「ラジカル」という劣化因子が発生します。この「ラジカル」は有機物を分解する性質がある為、塗膜を分解し始め、塗膜の黄変・チョーキング等を引き起こします。アミコートにはラジカルを発生させにくくするよう特殊なコーティングをした酸化チタン(ラジカル制御チタン)と、ラジカルと反応し無害化するHALS(光安定剤)の相乗効果により、耐久性の高い塗膜を設計しています。